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カテゴリ:introduction( 2 )

りんごの夢・願い『ねこの船』

猫のフロラとレイモンは
ドイツの占領下で結婚しました。

教会の鐘の音が聞こえる運河沿いの5階建ての屋上に住んでいました。


1階に暮らす少女クリスチナが、猫を可愛がっていました。



フロラが、可愛い子猫を3匹生みました。
けれど、2匹は栄養失調で死んでしまいました。



ある日の夜、突然、クリスチナの家のドアが荒々しく叩かれました。
軍服を着たナチスでした。

クリスチナは、屋上に上がり、猫に言いました。
「レイモン、フロラ、べべ。
明日、わたしたちは家を出ていかなければならないの。
家には少し食べ物が残っているから、私のお家で暮らしなさい」


べべはやせていましたが、少しずつ大きくなりました。
パパのレイモンは栄養失調でぐったりしています。
フロラが子猫べべにお乳をあげなかればならないので、
レイモンはほとんど食べていませんでした。


そして、
お水しか飲んでいなかったレイモンはついに、
目を閉じました。永遠に。



月日は流れ、戦争も終わり、
ある日、少女クリスチナのままが帰ってきました。


ほとんどの人が生きては帰れなかった収容所からです。


ママは、クリスチナが可愛がっていたフロラたちが生きていることを、
喜びました。



街では、飼い主を失った猫たちが、寒さと飢えでたくさん死んでいました。

ママは病気の猫たちを連れてかえり、介抱しました。
いつの間にか、部屋は猫でいっぱいになりました。


いつしか、猫好きの人たちが、食べ物を持ってきてくれるようになり、
人の輪が少しずつ広がっていきました。

その中に船を持っている人がいました。




1969年4月
アムステルダムのシンゲル運河40番地に
『ねこの船』が設立されました。



今は、ボランティアの人々が交代で、猫たちの世話をしています。
猫たちの食事代、不妊手術代はすべて愛の献金でまかなわれています。


ねこの船は午後1時から3時まで一般公開されます。

互いに通じあえば、規定金額で譲り受けられます。
もらわれた家庭には、視察員が定期的に訪れ、
追跡調査もしています。



こんな『ねこの船』を、
いつか必ず、創りたいと思います。


そう、『いぬの船」も。



きっと、必ず。。。
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by eleven-cats | 2009-09-25 19:07 | introduction

~桃の手紙~作画・落合崇秀~

~桃の手紙~作画・落合崇秀~


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   『ママ、ママ、大好きだよ』
   『ママもミー君のこと大好きよ』
 
   『ママ、私もママ大好き』
   『ママもマリちゃんのこと大好きよ』
 
   『私だって大好きだもん』
   『ママもミニちゃんのこと大好きよ、さあみんな、ねんねですよ』
 
 
ママ猫と、ミー君、マリちゃん、ミニちゃんは、仲良くねんね。
いつもとかわらない、四人の安らかで幸せな時間。
いつものように、幸せな「おはよう」があるはずでした。


・・・でも、目覚めた子猫たちの目に映ったのは、見たことのない景色。


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 『ココはどこ?どこなの?』


それ以上に、驚いて、悲しかったのは、ママがいなかったこと。
冷たい固い段ボールの中に、たった三匹…。


   『ママーっ!!ママーっ!!』


何度も何度も、三匹の子猫は呼び続けました。

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何も食べてなくて、お腹がペコペコで、フラフラしてきた。
でも、僕たちは声が枯れるまでママを呼んだんだよ。何度も何度も…
力を振り絞って『ママーっ!!ママーっ!!』って。


でも、やってきたのはママじゃなかった。


たくさんの、人間たちがやって来た。
僕たちのことを『かわいい』『かわいい』と言って
乱暴に持ち上げたり触ったりしたんだよ。


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怖くて怖くて…
痛くて、苦しかった。


僕たちは『かわいい』ってことの意味は分からなかった。
けど、凄く怖い言葉だと思ったの。


そんな人間がたくさん来て、去っていった一日…。
僕たちは、ヘトヘトになって眠ったよ。
ママのことを考えながら…



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朝がきたのに、一番おちびのミニちゃんは
いつまでたっても起きなかったの。


   『どうしたの?ミニちゃん!』


僕ととマリちゃんは何度も何度もミニちゃんを呼んだけど
ミニちゃんは眠ったまんま


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今度は触って起こそうとしてみたら
いつもポカポカで暖かいミニちゃんのお腹が、冷たかったんだよ。


   『なんでミニちゃん冷たいの?』
   『なんでミニちゃん起きないの?』
   『なんでミニちゃん動かないの?』


僕たちはミニちゃんに話しかけたけど、ミニちゃんは返事をしなかった。


   『マリちゃん、きっとミニちゃんは疲れて寝てるんだよ』
   『そうだね、もう少し寝かせといてあげようか…』


そんな話をしていたら、また人間たちがいっぱいやってきたんだよ。


昨日と同じように僕たちを乱暴に持ち上げて
『かわいい』『かわいい』と言ったよ。
そしてミニちゃんを見て『死んでるね』『かわいそう』と言って
ミニちゃんを土の中に埋めてしまったの。


   『やめて』って何度も言ったのに
   『やめて』って何度も叫んだのに


僕たちは自分の力で箱の中からも出ることも出来ず
ミニちゃんを守ってあげることが出来なかった。


怖くて・・・悔しくて・・・涙がでた。


疲れきった僕たちは
二人身を寄せあって、眠ったんだ。



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次の朝、また人間がやってきた。
僕たちは怖くて怖くて、もうヘトヘトだったけど、声を振り絞って言ったんだよ。


   『あっちへ行って!何もしないで!ママ助けて!怖いよ!』


でも、今度の人間は
何も言わずに、僕たちをそっと抱き上げた。
そして何処かへ…。


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着いた場所は、なぜかママの香りがしたんだ。
僕たちは、その「ママの香り」に近付き…飲んだ。


   『ママの味がするね』


『ミルクだよ、いっぱい飲んでね』 そう人間が言ったよ。


いっぱい飲んだら、お腹の中が熱くなって、ポカポカしてきた。
そして、久ぶりの暖かさに包まれて眠ったよ。
人間は、僕たちを二人だけにして、そっとしておいてくれたんだよ。


目が覚めるとあれだけ弱っていた身体が、少しだけ元気になっていたの。
横を見ると、マリちゃんも少し、元気そうだった。


そしてその人間がまた温かいミルクを持ってきてくれた。
『いっぱい飲んでね。ゆっくり仲良くなろうね』
そう言って、ちょっと離れたところから、僕たちを笑って見ていたよ。


次の日も次の日も、そのまた次の日も…


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ママへ


ママは元気ですか?ミー君だよ。

僕たちに、新しいママが出来たんだよ。

そのママは人間だけど、凄く優しいんだ!!

僕たちのしたいこと、嬉しいこと、なんでもわかってくれるママなの。

そうそう新しい名前が付いたんだよ『桃』って名前なんだ!

マリちゃんは『ラナ』になったよ♪

僕たちは元気だよ♪

幸せです。

でも僕たちは、本当のママの顔を良く思い出せなくなってきちゃったんだ。


~桃~


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作者&挿絵:落合崇秀陶房・落合崇秀

協力:ブログ友達♪

ブログ絵本を書いての後書きです。
http://blogs.yahoo.co.jp/ochiai_takahide_toubou/11608677.html

落合崇秀へのコメントはこちらにどうぞ。
http://blogs.yahoo.co.jp/ochiai_takahide_toubou/11608579.html

転載元
http://blogs.yahoo.co.jp/ochiai_takahide_toubou/26189771.html

絵本第2弾『シロのありがとう』はこちらです。
http://blogs.yahoo.co.jp/ochiai_takahide_toubou/26189926.html


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最後まで読んで頂きありがとうございました。
共感してくださった方、是非、転載お願いします。
そしてお子様が居る方、子供さんに読んで聞かせてあげてください。
この絵本でこの世から捨猫、捨犬が少しでも減ることを信じて。

そして共感して転載して下さった方
1年後2年後にもう一度転載してください。
新しい人に見て貰えます。
その時赤ちゃんだったお子が理解できる歳に成っています。

是非、宜しくお願い致します❤ฺ(*◡‿◡✿ฺ人)❤ฺ  

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初掲載~2008年02月10日
第2版~2008年02月14日
第3版~2008年02月18日
第4版~2008年10月25日

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落合崇秀陶房からのお願い
1.Yahoo!ブログ開設者以外で転載される方は転載報告してください。
  http://blogs.yahoo.co.jp/ochiai_takahide_toubou/26189589.html

2.著作権は放棄していません。
  転載&プリントアウトする場合は『落合崇秀』の名前および『注意書き』まで
  載せてください。

3.この絵本に出てくるミルクはペット用ミルクです。
  人間用ではありません。人用ではペットに栄養が行き届かないばかりか
  体調を壊す恐れがあります。
  捨猫、捨犬を拾った場合は獣医さんに相談する事をお勧めします。

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落合崇秀陶房からのお願い
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3.この絵本に出てくるミルクはペット用ミルクです。
  人間用ではありません。人用ではペットに栄養が行き届かないばかりか
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  捨猫、捨犬を拾った場合は獣医さんに相談する事をお勧めします。


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落合崇秀陶房

落合崇秀

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by eleven-cats | 2009-09-18 13:05 | introduction